うう・・・鬱だわ。日曜日が来るのが怖い。なぜって次が最終回だから・・・。
時代劇に興味ゼロだったこの私がここまではまるとは・・・恐るべし三谷マジック! なにがどういいのかと問われると説明が難しいんだけど、次の3点に集約されるかな。 1.主役が若い! これまでの「新選組」ものだと近藤勇役は中年の役者さんが演じる場合が多かったのですが、今回の香取慎吾は'77年生まれの27才。 その他のキャストも山本耕史(土方歳三役)が28才、藤原竜也(沖田総司役)が22才と断然若い! 実際に「浪士組」(新選組の前身)が京都に上った文久3年(1863)の時点で、 近藤勇28才、土方歳三28才、沖田総司にいたっては21才だったわけなので、3人とも実年齢とほぼ重なります。 三谷幸喜も若さに満ち溢れた新選組を描きたいと言っていただけあって、すべての登場人物が等身大。 希望に燃える無鉄砲な若者たちが一つ屋根の下に暮らし、悩んだり衝突したりしながらそれぞれ大人になってゆく・・・。 ある意味王道を行く「青春ドラマ」だったのかも。 2.脇役が渋い! 主役を盛り立てる脇役さんたちもとにかく素晴らしかった。 まずは物語の序盤をぐいぐいと引っ張った芹沢鴨役の佐藤浩市。あまりに存在感ありすぎて完全に主役を食ってました。 そしてその佐藤浩市の抜けた穴を埋めるどころか、気品あふれる微笑みで老若男女をメロメロにした山南敬助役の堺雅人! 明里との別れ&切腹シーンではティッシュ一箱使い切る勢いで号泣してしまいましたよ;; そのほかにも新見錦を演じた相島一之(クロレッツのCMの人)、武田観柳斎を演じた八嶋智人(トリビアの人ね)を始めとする 地味系(失礼w)な役者さんの活躍も目だってました。(フルキャストはこちら。) 勝海舟役の野田秀樹もまさに怪演だったなあ・・・。って切りがないのでこのへんでw 3.ユーモアたっぷり! そもそも新選組自体、時代のあだ花的存在だったわけなのでどうしてもストーリー的に暗くなりがちなのですが、 三谷が描くとドタバタコメディーの要素がちらほらと顔を出します。 例えば山南切腹直後の回「寺田屋大騒動」。近藤勇の正妻のつねと、いわゆる愛人の深雪太夫が旅館で鉢合わせしてしまうのですが、 仲間たちがド下手な演技で必死になってごまかそうとするのを見て観念した勇の一言、「みなそれなりにありがとー!」は爆笑ものでしたw 普段クールな斉藤一(オダギリジョー)が「俺のせいだぁー!!!」と取り乱すシーンも涙が出るほどおかしかったw ほぼ毎回クスリと笑えるシーンや小ネタがありました。DVDで見直すのが楽しみだわ^^ 毎週の放映を本当に心から楽しみにしていたので、これが無くなってしまうと思うといてもたってもいられないほど寂しいです。 メインな登場人物が死ぬたびに2ch大河板の追悼スレ読みにいってたりもしましたw (最近はまってるのが新選組関係のAAを集めたこのスレッド。すぐ消えちゃうだろうけど・・・。) これから私は何を楽しみに生きていけばいいんだー;; (ちょっと大げさ、半分本気。) とにかく今度の日曜日は気をしっかり持って、近藤勇の最期を見届けたいと思います。 *12月26日(日)に総集編が放映されます。暇な人は見るように!(公式ページ) 第1部「武士になる!」16時45分~18時、第2部「新選組誕生」19時30分~20時45分、第3部「愛しき友よ」21時~22時15分。
by kana_j
| 2004-12-08 19:48
| テレビ
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